事務局日誌: 3年間の変化

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キリマンジャロに初めてやってきたのは、’99年の2月でした。はやくも3年・・・というより、たったの3年しか見ていないにも関わらず、キリマンジャロもモシの街もずいぶん変わってきていることに驚きます。

ある日ふと思い立って、ゆっくり山を見にKNCUホテルの最上階に行ってみたら、心なしか山裾の裸地が拡大しているように見えました。もう少し近づいたら、あちこちで拡幅されている登山道路も、赤茶けた土の色が傷痕のように見えてくるのではと思います。

一方でモシやダルエスでは、苗木を販売する苗畑の多さが目に付きます。人気があるのは主に果樹や花のようですが、しかし多くの人が植えたあと痕の世話をしていないためなかなか根付かないのが実態のようです。

「木を植えました」はとても分かりやすいアクションの一つですが、その後のケアがなかなか人の心に根付きにくいことは、どこでも同じなのでしょう。ある人は「木も人も育つ」と言いました。植えられた木のその後の世話をする人が増えたとき、その人たちの心もちょっと素敵になるのかなと思います。

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