自立を目指し、思い切った発想の転換を図る

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海外活動その他

モシ近郊に確保した土地      

モシ近郊に確保した土地

 

TEACAは現在、活動に必要となる資金のうち、約30%を独力で確保している。といってもこれまで約10年をかけてやっと30%であり、残り70%を今後どう確保していくかは相当に重い課題といえる。

生活に影響が出てきている中で、地域の住民自身が主体となって環境の劣化を防ぐ取り組みは不可欠となっている。しかしとくに環境分野での取り組みは、その活動自体が、活動を支えるための資金を生み出してはくれないというジレンマがある。

これまで苗木販売、養魚池、養蜂、穀物貯蔵等、環境保全や住民生活と密着した現地事業の中で自立を目指してきたが(これらによる収入が、上記の30%を生み出している)、従来と同じ延長で考えていては、残り70%の自力確保は極めて困難だというのが現状である。

そこで自立(ここでは各小規模苗畑グループであるより、現地カウンターパートとして、各小規模苗畑グループの指導にあたっているTEACAの自立)については、ドラスティックな発想の転換を図ることにした。すなわち、環境保全や住民の生活改善を離れた、ビジネスベースでの収入確保の道を探れないかというものだ。ある程度の規模の収入を、安定的に、しかも長い期間もたらしてくれるものでなければならない。

そこで着手したのは、キリマンジャロ山の麓の町モシの近郊に土地を確保し、そこにある程度の規模を持った穀物貯蔵倉庫、もしくは貸出用の建物を建設することである。建物の場合、個人向けの貸出目的ではなく、資金回収の確実な公的機関への貸出しをターゲットにしている。昨年一年間をかけて条件の良い土地を探していたが、ようやくその確保が出来た(写真)。

当面は確保した土地の整備が必要となるが、今後TEACAは自らの自立を目指し、少しずつ資金を積み立て、建設コストの準備を進めていくことになる。しかしそのことで植林等の活動に影響を出すことは許されない。年間に積み立てられる資金にも限度があることから、建設資金確保のためには7、8年を要す見込みである。

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