養蜂事業への中間技術の取り入れに向けて

  1. TOP
  2. 投稿
  3. 養蜂事業への中間技術の取り入れに向けて
海外活動養蜂

前回(こちら)の記事で、現地カウンターパートTEACA(Tanzania Environmental Action Association)のリーダーを隣国ケニアでの養蜂研修に派遣したことをご報告しました。その目的は、養蜂事業における技術的ブレークスルーを図ることにあります。具体的には養蜂の科学的管理に対する知識を高め、次いで技術集約度の高い養蜂と伝統養蜂の中間に位置する養蜂技術の導入を狙っています。

研修はコース制であることから今後も継続的に受講を重ね、知識の上積みを図っていく必要がありますが、中間技術の導入については、さっそくケニアでこの目的のために「トップバー式養蜂箱」(写真1)と呼ばれる養蜂箱のサンプルを調達してきました。

 

トップバー式養蜂箱

(写真1) トップバー式養蜂箱

 

このトップバー式養蜂箱は、現在TEACAが使用しているラングストロース式養蜂箱(写真2)が2段重ねで1セットなのに比べると、格段に管理が楽になります。また養蜂箱の作製にかかる手間や技量、必要な資材も当然軽減されます。採蜜の効率やハチミツの品質は劣りますが、「作ることが簡単」、「管理がしやすい」といった点は、現地での普及にあたってとても重要な要素であり、今後の普及に期待しています。

 

ラングストロース式養蜂箱

(写真2) ラングストロース式養蜂箱

一覧へ