小規模分散育苗のスタート

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海外活動森林保全

今年1月の記事で、今後のキリマンジャロ山での植林体制は、従来のNGOが地域を牽引する形態から、地域が主体となって取り組む形態へ、また育苗は大規模拠点苗畑体制(育苗規模5千本~2万本)から、小規模分散育苗体制(同200~400本)への転換が持続可能性の観点からも望ましいことに触れました。

 

テアカの苗畑。育苗数約2万本。

そこで今年度トライアルとして、この小規模育苗を2カ所で実施することにしました。

これまでの拠点苗畑では、立ち上げに際して育苗グループの組織化、苗畑用地の確保、苗畑用資機材の支援、必要に応じて給水施設の設置を行い、また継続的な運営のために毎年種子、消耗資機材、森林腐葉土、堆肥の支援を実施してきました。

これが小規模育苗の場合、個人運営(今回は直接委託ですが、将来的には村からの委託)になるため、育苗グループの組織化や用地の確保は必要なくなります。また育苗数が少ないため、道具は普段畑仕事で使っている農具をそのまま流用でき、種子や腐葉土等も個人で調達が可能な規模です。支給は育苗ポットくらいで済むようになります。

400本の苗木だと、だいたいこれくらい。

今年度の結果を見ながら今後各村に展開していく計画ですが、数が増えるだけにモニタリングや植林地への苗木の集積方法など、詰めなければいけない課題もあります。早急な拡大はせず、当面は数を絞った上でじっくり取り組んでみたいと思っています。

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●1口100円から、キリマンジャロ山での植林を応援いただけます。
 100円で苗木1本を植えることができます。
 ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 ・ネットでのご寄付 → こちら
 ・郵便振替でのご寄付→ 郵便振替口座番号:00150-7-77254
             加入者名: タンザニア・ポレポレクラブ
 ※ 郵便振替の場合は、備考欄に「植林指定」とご記入ください。

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