海外活動森林保全
オリモ小学校苗畑
タンザニアでは4月から本格的な大雨期シーズンに入った。それにあわせ、ダルエスサラーム、アルーシャ、キリマンジャロの各州の苗畑グループでも植林作業に入っている。
写真はキリマンジャロ山の東南部、標高1,600mにあるオリモ小学校の苗畑で、植林も間近に迫った苗木の世話をしている生徒たち。オリモ小学校は現在のカウンターパートであるTEACAが産声をあげたところでもある。TEACAの事務所建設にともない苗畑も移設されたが、小学校からは子どもたちの教育のためにもぜひ苗畑を存続させてほしいとの強い要望が出され、独立した苗畑として協力を続けていくことになった。
しかしそこはやんちゃ盛りの子どものこと!指導するのもなかなか骨が折れるのである。ちょっと目を離せばお喋りに花を咲かせ、「こらっ、口より手を動かさんかい!」などと言っても効果なく・・・。
しかしこうしたことの繰り返しの中で、案外子どもたちの心の中に植林活動は根を下ろしていくようである。卒業して数年もすれば、多くの者はそれぞれ自分の人生を切り開いていくために村を去る。しかしたまに故郷に帰ってくれば、すっかり大人びた彼ら、彼女たちの顔が横にある。ともに並び、いまでも木を植える。