Rafikiプロジェクト:12年8月渡航に向けて('12/7)

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海外活動その他

前回、中学校との共同調査と森林利用調査についてお話しましたが、今回はその後8月に何をやるかを絡めつつ、続編という形で書かせていただきます。

 

1. Natiro中学校との共同調査

Natiro中学校との共同調査はそもそも、昨年の夏の渡航で実施した山歩きに彼らに加わってもらったことがはじまりです(詳しい記事は、’11/11を参照していただければ載っています)。

この山歩きではマテルおじいさん(下写真右。御年なんと90歳!山「歩き」では彼は「走って」登っていきます)と共に、山を歩いて色々な知識を吸収し、キリマンジャロの自然の凄さを生徒に体験してもらいました。その後一緒に「村自慢の図鑑」を作ってみない?とのこちらからの提案を快諾をいただき、現在に至っています。

山歩きの様子

山歩きの様子

マテルおじいさん

マテルおじいさん


今回の渡航では、彼らとみっちりミーティングをし、今後の話を進めていくことになります。

現在の調査ペースでは、完成が10年後・・・ということになりかねないので、実際の調査の進め方がどのような形がやりやすいのか、どのようなペースでできそうかと言ったことをまず話してくるつもりです。

しかし、調査の進捗以上に大事なのが、彼らがやってて楽しい、やりがいがあるという状況を継続させることが、あたりまえですが、重要です。

現在は、初めての経験にとまどいながらも、楽しんでやってくれてるようなのですが、これが「先が見えない単純作業の繰り返しだなぁ」と思われてしまわないようにしなくてはいけません。(といっても調べたり人の話を聞くは単純作業ではないのでそれ自体も楽しんでくれていると思いますが)。

今回は可能ならば上記の話し合いに加え、図鑑の各項目以外の部分、村の紹介やコラムの話をし、そこにも加わってもらえそうかを聞くことと、何よりも完成形をイメージしてもらえるようなサンプルや話を準備していかなくてはと思っております。

事務局でも色々と準備はしていっているものの、マンパワーのなさとデザイン能力の欠如から今回持って行く図鑑の途中経過はともすると無味乾燥な形になってしまっています。

かわりに、日本(や海外)の村自慢図鑑やパンフレットなどが英語で観光用などに出版されているので、完成形を知ってもらうためにも、是非持って行きたいなと思っています。

色々探しているのですが、もし読者の方で「これがお勧め」といったものがあったら教えて下さい。

 

2.森林利用調査

森林利用調査は、前回の記事で書いた通り、各村人が森から何を何種類持ち出しているのかを計測し、それを貨幣価値に換算することを目的としています。昨年度の調査とあわせることで、村(正確には村の1個したの行政区分の村区)全体で森から何をどれだけの量と価値持ち出しているのかがわかるはずです。

毎日の牛の餌のための草は、森からの大事な恵みの1つですが、往復や作業に時間がかかるため、1度に持てるだけ持ってでてくることが多いようです。少し遠い写真になりますが、下がその草を運ぶ女性の後ろ姿です。左の女性は自分の慎重よりも長い棒に草を巻き付けられるだけ巻き付け、右の女性は麻袋がぱんぱんにふくれるほどもっています。

 

草を運ぶ女性

 

そうすると、きっと計測する重量の最大値は、100kg近くまでいってしまうのではないかと思われます。どうやって計測しようかと検討していたら、意外に吊し秤は安く購入できることが判明し、端の2カ所にロープを通して50kgまで計れる吊し秤2つで計った値を合計することで調査を実施することとなりました。下が届いた吊し秤です。ちなみに、価格は50kgまで計れて1個980円です。

帰国後調査結果を早めにまとめて皆さまにお知らせできればと考えております。

 

吊し秤

 

3.今回の渡航のメインイベント(?)

さて、上記の2つは重要ではあるものの、実はメインイベントではなく、村人と「村の自慢(=シンボル)」を決めようというワークショップと、教会の礼拝を利用させていただいて、村の自慢リストに投票してもらおう、というイベントをとにかく成功させようとしております。礼拝は最大300人ほど集まるので、多くの村人の意見を聞きつつ、我々の活動をより知ってもらって、一緒にやろうという村人が増えてくれればと願っております。

こちらは写真もなく、どういう形になるのかまだ想定できないため、詳細を今回はかけませんが、こちらも帰国後にお知らせできればと考えております。

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