タンザニア・ポレポレクラブでは、今夏の８月１１日（日）～２５日（日）にかけての１４泊１５日の日程で、現在私たちが村人と共に村落植林活動に取り組んでいる、タンザニアのキリマンジャロ山麓テマ村において、キリマンジャロコーヒーをテーマとした「コーヒー スタディーツアー」を開催します。

私たちは1997年からキリマンジャロ山麓で活動に取り組んできましたが、これまでの活動を通して、キリマンジャロ山麓で多くの村人達が生活のために栽培しているキリマンジャロコーヒーが、市場開放や世界的な価格決定メカニズムの前に、そして不公正な取引慣行によって、栽培の危機に立たされ「２０年後には消滅する」とも危惧される危機的な状況を迎えていることを知りました。

一方でこうした状況に対して、一部の村人たちがグループを立ち上げ、高品質コーヒー豆の生産と既存の流通ルートを通さないことで、生き残りを図っていこうという動きがあります。

このスタディーツアーでは、危機的状況に立たされるキリマンジャロコーヒーが直面している現実と問題を「知り」、その中で生き残りをかけて立ち上がった村人たちに「学び」、そして私たちが彼らと共に力を合わせて「何が出来るか」に繋げていきたいと思っています。

南北問題が言われるようになって既に久しく、コーヒーという私たちに身近なテーマを取り上げることで、そうした問題を考える一つのきっかけともして頂きたいと考えております。

このスタディーツアーに興味、関心のある方や、参加を希望される方は、さらに詳しい情報が以下に掲載されておりますので、ぜひご覧になって下さい。また、事務局にご連絡いただければ、募集案内やタンザニア・ポレポレクラブの資料をお送りいたしますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

　　　※ スタディーツアー情報