今回のポレポレ菜園では「手作りコーヒー」に チャレンジしてみました。手作りコーヒーといってもただのコーヒーではありません。キリマンジャロの畑で村人たちが手塩にかけて育てた本物の産直キリマンジャロコーヒーです!
村から生豆の状態で持ってきたものをフライパンで炒って、自分たちで粉に挽いて、みんなでいただきました。
コーヒーを淹れる前に、まずは焙煎したてのコーヒー豆をカリッとかじってみるとます。するとあのコーヒーの香ばしい香りと苦みが口の中に広がっていきます。「ああ、コーヒーだ!」。 一同、まずはここで感激!
そしていよいよ薪で湧かした新鮮な井戸水で淹れてみます。
緑に囲まれた屋外で飲むコーヒー。「 おいしい!」。 誰とはなしに口をついて言葉が出ます。
みなさんにお分けできないのが本当に残念!
しかしこのコーヒーから村人が受け取れるのは、1kgわずか70円。これが公正な生産者価格とはとても思えません。
ここ数年、コーヒーの生豆価格は、かつてないほどの低迷に喘いでいます。しかし喫茶店でコーヒーが値下げしたとは、寡聞にして聞いたことがありません。村人と私たちの間に横たわっている膨大な中間マージンは、一体どこに消えてしまっているのでしょうか?
タンザニア・ポレポレクラブでは、現地での環境面での取り組みは勿論のこと、村人たちの置かれているこうした不公正、いびつな状況に少しでも風穴を空けるべく、村のコーヒー生産者グループとも力を合わせ始めたところです。
構造化している問題を変えることは容易ではありませんが、どんなことでも初めの一歩から、そしてその一歩一歩の積み重ねがあってこそです。
Pole Pole but Sureでじっくり腰を据えて、取り組んでいきたいと思っています。
Penye nia, pana njia “意志あるところ道は通ず” です!