Rafikiプロジェクト:今夏渡航に向けての進捗状況報告(’14/2)

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海外活動その他

 

現在Rafikiプロジェクトでは、今夏渡航に向けTEACAリーダーと連絡を取り、昨年の渡航で実施した森の名前を話し合う座談会後の状況を確認すると共に、ガイドブックやカルタなどの作成物の準備を行っています。今回は、今夏の渡航に向けての進捗をご報告します。

 

(1)森の名前の決定と今後の動き

昨年の渡航で森の名前の候補が決定し、「村役場→村の評議委員会→村人全員が参加する村会議」という村の意思決定プロセスに則り正式に決定される予定となっていました。1月に、TEACAのリーダーより村の評議委員会が近いうちに開催される予定との連絡を受けました。私たちは、森の名前を決めることそのものではなく、森の名前を決める過程や決定した森の名前を使い、村の人々の「森を守っていこう」という気持ちをより大きな動きにしていく活動になっていくことが大切だと考えています。

現在のところ今夏渡航では、日本の村おこしなど地域のPRの例を持参して提案し、村の人々を応援していきたい想いを伝えると共に名前の決定後を見据え、何ができるかを村の人々と考えていきます。今まではガイドブックやカルタなどのツールをそれぞれ単体で、「テマ村ガイドブック」「テマ村カルタ」としていましたが、今後はひとくくりの「○○の森(昨年渡航の座談会ではHekimaの森という候補が決定)」ツールとして作成していく予定です。周りの村々と協力し、森を守っていく取り組みが大きくなっていくことを見据えたツールにしていきたいと考えています。

 

(2)ガイドブック

森の自慢を集めたガイドブックの確認を行う「ガイドブック委員会」が、村の伝統や植物について詳しいMaideni教会の牧師を中心として、1月にテマ村で正式に発足しました。そして既に一度話し合いが開催されたガイドブックの全データのチェックが終了したとの連絡を頂いております。今後は、チェックの結果のやり取りの方法や委員会との連絡方法を検討していきます。

 

(3)イラストマップ

現在のイラストマップを改善版し、過去にRafikiプロジェクトメンバーが山歩きをしてとったGPSデータと衛星画像を基に道や川などの地理を記載します。合わせて、地図として読めるよう、日本の観光マップや地域のイラストマップを参考に地図の背景や起伏を描き、より地図として使えるものを目指します。今夏渡航ではこの改善版を持参し読んで位置がわかるか、地図として使えるか等、村の人々数人と共に実際に使って山歩きを行い使用感の確認を行う予定です。村の人々には、ランドマークにするものは何がいいか、デザイン・見栄えについて感想も聞きたいと考えています。

 

(4)カルタ

昨年の渡航で3校の小学校で過去に作成した「テマ村カルタのルール」を使用しルールの説明を行いましたが、よりわかりやすいものに改定する必要を感じました。日本特有の「じゃんけん」などをルールから除外し、輪になって行う個人戦ではなくチーム戦とし、現地の小学生が遊んでいるスタイルに沿ったものに改定を行いました。そして、今夏渡航では現在のカルタに記載されている村の自慢や伝統が、村の人々が子ども達に伝えていきたいものと一致しているかの確認も行う予定です。

 

(5)Rafikiプロジェクトの取り組みへの参加者募集

今夏渡航では村の人々に対しイラストマップやカルタについてインタビューなどを行いプロジェクト活動への参加を募集もできたらと考えています。

 

イラストマップの元となる衛星画像とGPSデータ(黒い線がテマ村の外枠)

イラストマップの元となる衛星画像とGPSデータ(黒い線がテマ村の外枠)

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