大雨期植林実施されるも、雨不足で打撃

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海外活動森林保全

タンザニアでは3月~6月にかけてが大雨期であり、本格的な植林シーズンである。キリマンジャロ、アルーシャ、ダルエスサラームの3州にある9カ所の小規模苗畑グループ(さらに傘下のサブグループまで入れると13グループ)でも、大雨期を迎え、一斉に植林活動に入った。3月~5月末現在までにこれら小規模苗畑グループによって裸地に植えられた苗木は、全部で24,416本になる(それ以外にも村人や小学校などに配布された苗木25,167本、販売された苗木も13,708本になる)。現地では彼ら、彼女たちによって、いまも植林が継続中である。

一方、今年の大雨期(とくにキリマンジャロ山周辺の低地)は雨に恵まれず、3年連続での大雨期の降雨不足がほぼ決定的となった。このため、同地域の半乾燥地にある小規模苗畑では、植林どころか苗木さえ育てることが出来ない状況となっている。またその他の苗畑グループでも、育苗が思うように出来なかったり、植林時期がズレ込むなどの影響が出ている。

この雨不足では植林だけでなく、低地における主要作物メイズ(=シロトウモロコシ)の栽培にも影響が出ており、収穫を諦めてしまう村人も出ている。

 

キリマンジャロ山の東南に位置するキルワブンジョー。 苗木を持って植林に向かうブンジョー小学校の生徒たち。

キリマンジャロ山の東南に位置するキルワブンジョー。
苗木を持って植林に向かうブンジョー小学校の生徒たち。

 

キルワブンジョー一帯のキリマンジャロの尾根は丸裸の状態。 TEACAはここでブンジョー村と協力して植林に取り組んでいる。

キルワブンジョー一帯のキリマンジャロの尾根は丸裸の状態。
TEACAはここでブンジョー村と協力して植林に取り組んでいる。

 

キルワブンジョーの尾根に苗木を植える子供たち。

キルワブンジョーの尾根に苗木を植える子供たち。

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