キリマンジャロ山での植林体制の強化、新規苗畑を立ち上げ

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海外活動森林保全

キリマンジャロ東山麓Kokirie村に新たに立ち上げた苗畑

キリマンジャロ東山麓Kokirie村に新たに立ち上げた苗畑

 

キリマンジャロ山での植林は、今後40村が連携して組織した地域協議体であるKIHACONE(Kilimanjaro Half mile forest Strip Conservation Network)が主導していく方針です。

2005年に地域住民の生活林であったハーフマイル・フォレストストリップ(HMFS)が国立公園に取り込まれた後、新規植林はおろか、既存植林地の管理(除草、補植、枝打ち、間伐、パトロール等)は違法とされ、実施できなくなりました。

しかしこれまでの政府との交渉を経て、地域住民による環境保全活動を排除することは許されないとの流れをほぼ固めることができました。

KIHACONEはすでに来年大雨季の植林実施を目指して準備を始めていますが、今後旧HMFSでの森林保全活動では、各村バラバラの対応ではなく、全村統一の指針のもとで実施していくことを目指しています。

またそのために、今後一歩一歩それぞれの村の植林体制を整備していく計画です。掲載している写真は、今年度キリマンジャロ東山麓にあるコキリエ村に立ち上げた新たな苗畑です。

苗畑ではさっそく、村人たちが苗木を育てるための育苗ポットへの土詰め作業に精を出しています。KIHACONEは今年度南山麓の村にもう一箇所、新規苗畑の設置を行う計画です。

 

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当会はキリマンジャロ山の森を守っていくためには、住民排除による国立公園化ではなく、キリマンジャロ山の森林保護の過去の歴史と事実が示しているように、排斥の対象とされた地域住民こそが主体となった森林保全・管理がもっとも効果的、持続的であり、必要とされていると考えています。キリマンジャロ山の住民とともにその実現を目指す当会の取り組みへのご協力、ご支援をぜひお願いいたします!

●ご寄付

 ・ネットでのご寄付 → こちら

 ・郵便振替でのご寄付
  →口座番号: 00150-7-77254

    加入者名: タンザニア・ポレポレクラブ

 ※ 郵便振替の場合は、備考欄に「植林指定」とご記入ください。

●国立公園問題解決のために署名キャンペーンにご協力ください!

 ・署名サイトchange.orgへのリンク → こちら

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