今にも雨が降り出しそうな天気の中、植林地に集まってきた村人たち
キリマンジャロ山では国立公園内に広がった荒廃裸地での、地域住民主導による植林が順調に取り組まれています!
前回ご報告しましたように、今回の植林はキリマンジャロ山の南山麓~東山麓を8ブロックに分けて実施しました。地域住民の生活の森であったハーフマイル・フォレストストリップ(HMFS)が国立公園に取り込まれる以前、個々の村による植林が取り組まれることはありましたが、森全体を地域が連携して守っていくという意識のもとに取り組まれた植林は初めてのことになります。
キリマンジャロ山で地域による森林保全・管理、資源管理が実現するかはまだ分かりませんが、今回の植林は、将来のその姿をたとえ一部とはいえ、実体として具体的に示したといえます。それは政府関係部局や住民参加を掲げる国連機関も、決して描こうとしてこなかった姿です。
ここも今回の植林地の一つ(かつての政府による森林プランテーションの跡地)
植林は一ヶ月以上にわたって続けられます。いまこそ雨が降っていますが、昨年末の小雨季には雨が降らず、今年に入ってからはどの村もカラカラの状態でした。一時は植林用の苗木が確保できるか本当に心配されたのですが、各村で山引き苗の確保に努めたこと、バックアップ用に上乗せで育てていた苗木を確保できたことから、1万本の植林を実現できそうです!
植林地で育苗ポットに切り込みを入れ、苗木の準備をしています
今回の植林には、できれば副大統領府から大臣を招きたいと考えています。実現できるかは分かりませんが、もし実現できれば、キリマンジャロ山での森林の地域管理に向けて、大きく弾みをつけることが出来ると考えています。
急峻な斜面で植林に取り組む村人たち
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当会はキリマンジャロ山の森を守っていくためには、住民排除による国立公園化ではなく、キリマンジャロ山の森林保護の過去の歴史と事実が示しているように、排斥の対象とされた地域住民こそが主体となった森林保全・管理がもっとも効果的、持続的であり、必要とされていると考えています。キリマンジャロ山の住民とともにその実現を目指す当会の取り組みへのご協力、ご支援をぜひお願いいたします!
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加入者名: タンザニア・ポレポレクラブ
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