当会は、10月1日(土)~10月2日(日)にお台場センタープロムナードで行われた「グローバルフェスタ2016」に出展しました。「グローバルフェスタ2016」は国内最大級の国際協力イベントです。2日間ともたくさんの来場者で賑わいました。
当会は、キリマンジャロ山における国立公園拡大の問題に関する展示説明と、その解決をタンザニア政府に求めるための署名活動を目的に出展しました。説明を聞いていただいたほとんどの方は「世界遺産でもあるキリマンジャロ山でそのような問題が起きているなんて知らなかった。」と驚かれていました。これからも国立公園問題についてより多くの人に知ってもらう必要があると改めて感じました。また、署名活動にご協力頂いたみなさま、本当にありがとうございました。
タンザニア・ポレポレクラブブースの様子
署名活動の進捗状況に関してはこちらをご覧下さい
→タンザニア・ポレポレクラブ事務局日記(2016年9月分)
「グローバルフェスタ2016」では、私、事務局アルバイトの高野(こうの)の現地での調査報告の展示発表もさせていただきました。地域主体の環境保全実現に向けた協力の在り方を明らかにすることを目的に、2週間ほどキリマンジャロ山の村に滞在しました。「グローバルフェスタ2016」では今回の調査を経て分かったことを発表させていただきました。
(写真2・3)現地調査報告の展示の様子
現地では、地域の人々や当会のカウンターパートであるTEACAのリーダーの方々に聞いたお話から、地域主体の環境保全実現のためには長い時間をかけて話し合いを重ね、問題意識を共有することが大変重要であることが分かりました。例えばTEACAは、ある村で新規プロジェクトを始める際に、プロジェクトのスタートまでに村の人々と2年間をかけて話し合いを重ねていました。
発表には、私と同年代の大学生の方々が興味を持ってくれました。他の国際協力団体に所属する大学生の方からも「お互いに意見を納得するまで交換し合うことはどんな活動においても大事なことだよね」というご意見をいただきました。
また、地域の人々が彼ら自身で取り組み始めたキリマンジャロ山での植林を20年以上も続けているということをお話しすると、「現地の人々が環境を守るために、そんなにも長い間努力をされているんですね」と言われたことが特に印象に残っています。現地の人々の努力が、発表を聞いていただいた方に伝わったのならとても嬉しく思います。同時に、普通の大学生でも何か目的意識があれば世界のどこかで何かができるということを感じていただけたのなら良かったなと思います。
ブースで私の発表を聞いて下さった方、タンザニア・ポレポレクラブのブースを訪問していただいたみなさま、ありがとうございました。