海外活動その他
配布されたノートを手にするオリモ小学校の生徒たち
当会は毎年キリマンジャロ山麓の小学校か幼稚園に文具の支援を続けています。今年は植林活動発祥の地でもあるテマ村のオリモ小学校の全校生徒に、ノート、ボールペン、鉛筆を支援しました。
そのオリモ小学校ではかつて350名ほどいた生徒が、いまでは160名ほどにまで減っています。村では将来を見いだせない若者の流出が長く続いており、若い世代の夫婦がいなくなってしまったためです。
一方、7学年ある学校に教師は校長先生を含めて4名しかいません。政府が公務員の削減を図ったためにこうした状況が生まれました。校長先生も教壇に立って教えていますが、会議に呼び出されたり学校の運営をみなければならず、実質的に残り3名の教師で日々の授業を回しています。7学年に教師が3名しかいないため、当然教師のいない教室に生徒だけが座っているという状況が生まれます。
校長先生からは「政府による補充が望めないなら、せめて地元にいるリタイアした元教師や、大学を卒業しても職に就けないでいる若者を教師として雇えたら・・・」との嘆きが漏れます。最近政府は教育重視の方針を決めたようですが、一刻も早い教師の補充が必要とされています。
1口100円で現地プロジェクトの支援ができます!
当会がキリマンジャロ山で取り組んでいる 「植林」、「改良カマド普及」、「コーヒー農家支援」、「裁縫教室」、「養蜂プロジェクト」 を、1口100円から応援いただけます!