小学校で遊休となっている代替炭製造用設備
カウンターパートのTEACA(Tanzania Environmental Action Association)は、作物残滓を利用した代替炭プロジェクトを、モシ県の小学校(20校)や山麓のグループに展開しています。
これは海外の援助団体によって、森林資源利用の削減を目的に実施されたものですが、なかなか思うようにいっていません。代替炭を使用するには特殊なカマドが必要になること、代替炭を作るのにかなりの手間を要することなどがネックになっています。その結果、ほとんどの学校で設備が遊休となっているか、薪利用に戻ってしまっています。
代替炭用カマドで薪を利用している小学校
プロジェクトでは当初、それぞれの支援先で代替炭を自給することを考えていたのですが、先の手間の問題から自給には無理があり、これを電気設備を持っているTEACAからの供給に切り替えることにしました。
また供給先も、薪の需要が大きい寄宿制の中学校に切り替えることにしました。現在コロナウィルスの影響用している小学校でタンザニア全土の学校が閉鎖されていることから、再開を待って実施に移すことにしています。
中学校では必要な薪のかなりの部分を購入により調達しており、上手くいけばそのコストを6割ほど減らすことができ、もちろん薪を使用せずに済むようになります。
ただ電気設備をフル稼働させるだけの需要を確保できないと、ランニングコストがTEACAの運営を圧迫する懸念があり、どれだけの需要を確保できるかが課題となります。
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