キリマンジャロ山麓シンガ村の苗畑
タンザニアではまもなく大雨季の本格シーズンを迎えます。この大雨季に合わせ、キリマンジャロ山の各村でも植林に取りかかるのですが、これが実施できるか、不安な状況となっています。
新型コロナウィルスの影響です。タンザニア政府は3月16日に初感染者が確認されると矢継ぎ早に対策を打ち出し、多くの人が集まる集会やイベントも中止するよう指示が出されました。このため多くの村人たちによって取り組まれる植林も身動きが取れなくなってしまいました。
植林はおろか、その打ち合わせのための会合さえ開くことができません。今後の状況を見守るしかないのが現状となっています。タンザニア政府は全土の学校を4月19日まで閉鎖することを決定していますが(3月17日から実施済み)、現段階では少なくともその時点までは何もできないと「電話で」話し合っています。
人の命や健康に優先するものはなく、やむを得ない状況ではありますが、苗畑で丈が伸びつつある苗木(写真)を見るにつけやるせない気持ちになります。
村人たちの様子はといえば、普段とまったく変わりません。得体の知れない病の情報に不安を抱きながらも、マスクがあるわけでなし、アルコール洗浄剤があるわけでなし、握手はなるべくしないようにしよう、ぐらいのものでしょうか。彼らの明るい声にこちらが救われる思いがします。
世界の国々の努力によってこの難局が一刻も早く乗り越えられることを願ってやみません。
●弊会ブログでタンザニアでのコロナウィルスの状況(23日現在)を報告しています
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