養鶏事業を開始します

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海外活動養鶏

現地カウンターパートのTEACAは、これまで活動協力をしている女性グループの自立を促すために、メンバーによるグループ積み立てを指導してきました。このグループ積み立てでは、メンバーが積立目標額に達するまでメンバーへの貸付けなどは行わない取り決めになっています。そのかわり積立に見合う収入を各メンバーが得られるように、ニワトリ支援プログラムをこのグループ積立てのパッケージプログラムとして併行実施しています。

このたびTEACAは、上記のニワトリ支援プログラムとは別に、あらたな支援事業として養鶏事業を開始することにしました。女性たちでも手がけることのできる生計向上のための取り組みとして、村のママさんたちからも強い要望が出されていたためです。

この事業では、病気に強い地鶏と産卵数の多い改良種を掛け合わせ、両者の特徴を合わせ持った混交種を導入します。日本の近代品種では毎日卵を産む強者(産卵率100%)もいるようですが、上記の掛け合わせ品種では、産卵率は6割ほどになります。

事業では、生後3ヵ月の幼鶏数羽を支援します。ニワトリは普通生後6ヵ月ほどで産卵を開始しますので、卵や生まれて増えたニワトリの販売を通して家計収入を向上させていくことが出来ます。もちろん飼育にかかる経費(とくにニワトリが安定して卵を産み続けるための餌代)があるので、導入したらすぐに利益が出るというわけにはいきませんが、しっかり育てれば、2年後には、最低でも年間で公務員の最低賃金の1ヵ月分以上の純利益を生み出すようになります。

TEACAはこの養鶏事業を、キリマンジャロ東南山麓にあるキディア村で活動しているキディア女性グループ(メンバー10人)を対象として、最初に実施していく予定にしています。

 

養鶏事業の打ち合わせをするキディア女性グループのメンバーとTEACAのンジャウ氏

養鶏事業の打ち合わせをするキディア女性グループのメンバーとTEACAのンジャウ氏

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