事務局日誌: キリマンジャロ山で『地域主導による森林保全』に取り組む村人達をご支援下さい!

  1. TOP
  2. 投稿
  3. 事務局日誌: キリマンジャロ山で『地域主導による森林保全』に取り組む村人達をご支援下さい!
その他

 キリマンジャロ山に根付く木

キリマンジャロ山に根付く木

 

アフリカの最高峰、そして世界遺産でもあるキリマンジャロ山では、この100年間に約3割もの森林が失われたと言われており、その減少が今も続いています。これまで同山では、地域住民の森林資源へのアクセス制限と、その利用への規制強化を積み重ねることを、森林保護政策の柱としてきました。しかしそれでも森林が減り続ける現実は、この方法によっては森を守ることが出来ないことを明白としています。

こうした現状に対して、タンザニア・ポレポレクラブでは、保護区からの排除の対象とされてきた地域の住民たち自身が主導する森林保全の仕組みを立ち上げていくことを目指しています。それは、過去において最もキリマンジャロ山の森が守られたのが、地域が主体となって森を守っていた時だったからです。

そしてその実現のためには、地域や地域の人々が国や政府とわたり合い、かつてのような地域主導による森林保全の権利を勝ち取っていくための力をつけていく必要があります。当会はこれまで、政府関連部局との折衝に加え、さまざまな村やNGOを結びつけ、お互いの連携を図り、統一的行動を推し進めていくための定期協議の場作りなどに取り組んできました。ここにきて政府もようやく、キリマンジャロ山における地域主導による森林保全の重要性に耳を傾け始めています。また当会では、2011年の大雨季(3月~6月)にキリマンジャロ山では初となる、地域の連携行動による植林を実現すべく、現在準備を進めています。

しかし、この地域主導による森林保全の仕組みを確実なものとしていくためには、政府の森林政策や法律の改正まで視野に入れて取り組んでいく必要があります。今後も政府当局との息の長い交渉と、地道に地域連携による森林保全活動の実績を積み上げ、評価を勝ち取っていかなくてはなりません。現在そのための活動資金が不足しており、とくに来年の地域連携植林の実現のために、200万円ほどの資金が足りない状況となっております。

そこでぜひ皆さまに、キリマンジャロ山におけるこれ以上の森林荒廃の進行を防ぎ、その持続的維持管理を目指した、「地域主導による森林保全」の実現を一緒に支え、応援していただきたく、お願いを申し上げます。

ご寄付は全額、上記の「地域連携植林」のために役立てさせていただきます。ご寄付は、以下の郵便振替口座にて受け付けているほか、当会ホームページからも「植林支援」として、直接ご寄付のお手続きをいただくことができます。

多くの皆さまのご理解とご協力を頂ければ、誠に幸いと存じます。

 

【郵便振替口座】

 郵便振替口座番号: 00150-7-77254

 加入者名:タンザニア・ポレポレクラブ

 ※ お振り込みの際、振込用紙の余白に 「地域主導植林支援」 とお書き添え下さい

 ※ 振り込み用紙をご希望の方には、当会にご請求いただければ、ご郵送いたします。

 

【ホームページから寄付】

 以下の当会ホームページから、直接ご寄付のお手続きを頂くことができます(クレジットカード決済)。

 → 植林支援 : http://polepoleclub.jp/kihu.html#shokurin

★植林に関する当会の取り組み状況

 → http://polepoleclub.jp/shokurin_kako.html

一覧へ