Rafikiプロジェクト: アフリカンフェスタ報告(’10/6)

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海外活動その他

6月12・13日に横浜の赤レンガ倉庫にてアフリカンフェスタが開催されました。このイベントではアフリカに関わる様々な団体の活動について知ったり、食べ物や音楽など、多様なアフリカの文化に身近に触れることができます。好天に恵まれたこともあり、両日とも多くの人で賑わいました。

私たちポレポレクラブのブースにも、多くの皆様にいらしていただけました。ブースではキリマンジャロ山の森林減少の現状や現地での活動をパネルを用いて紹介しました。

 

ポレポレクラブのブース

 

とくに今回のアフリカンフェスタでは、初めて事務局アルバイトが取り組んでいる「現地プログラム(※)」を展示説明の中心に据えました。ブースでは、プログラム推進のための現地調査の内容およびその結果を踏まえての実際のプログラムの作成状況の説明を行いました。

 

ブース内での説明の様子

ブース内での説明の様子

 

おかげさまで様々な年齢層の皆様に私たちのブースを訪れていただき、熱心に説明を聞いていただけました。しかし、この取り組みには、まだまだ多くの課題も残されています。たとえばプログラムには、村人たちが村や森の魅力を再認識してもらいやすいようにと、私たちなりの提案や工夫がしてあります。ただそのような工夫が、果たして本当に効果的なものであるのかどうかといったこと等です。今回の展示説明の中で、そうした工夫に対する皆様の反応なども参考として、これからの取り組みの中でどう活かしていくかさらに検討していきたいと考えています。

また今回の私たちの取り組みに関心を持っていただいた方の中から、私たちと共に、このプログラム作成に取り組んでみたいという仲間が増えてくれれば良いなと思っています。

 

(※)現地プログラム

2005年、キリマンジャロ山の森林減少を食い止めるため、その森を利用していた村人たちの追い出しを主目的とした、キリマンジャロ山の国立公園範囲の拡大が実施されました。しかしこれまで森を一番守ってきたのは、献身的に植林活動などに取り組んできた村人たち自身だといえます。

自分たちを追い出そうとするそのような政府の政策に、村人たちは今までの自分たちの努力は何であったのかと憤り、また自信を失ってしまいました。

そこで、テマ村の村人と事務局アルバイトとでお互いに協力し知恵を絞りながら、村や森の魅力の再発見につながるようなプログラムの作成に取り組んでいます。そのプログラムが、多くの村人たちの「森を守りたい」という内発的な気持ちを少しでも側面から支え、またその思いが親から子へと伝わっていくようなしくみを作ることを目指しています。

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