伝統水路の復旧完了

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キリマンジャロ山麓にあるキディア村で取り組んでいた、キディア伝統灌漑水路の流路復旧工事が完了した。総延長2.7km、120世帯の村人たちが畑の灌漑(主に乾期)に利用していたこの伝統水路は、尾根の土砂崩れなどによって埋没、崩落してしまい、放棄を余儀なくされていた。

しかし近年の降雨の不安定化、減少から、安定的に灌漑用水を確保することがますます重要とされてきており、水路復旧に対する村からの強い要望が出されていた。

これに伴い、当会では埋没した水路の掘り返しおよび復旧工事に関わる労働力、人件費は村側で確保することを条件に、法面が弱くなっている水路のコンクリ補強と、崩落カ所の流路新設に関わる資材提供の支援を実施した。

村では毎週月曜日を復旧工事の日と決め、村人たちが6ヶ月間にわたって作業に取り組んできた。そしてこの度ついに全流路の復旧が完了し、水路には5年ぶりに水が流れ始めた。村ではあらためて開通式を開き、村人たちと水路の復旧を祝った。

水路の水が本当に必要とされてくるのは大乾期の始まる8月からであるが、村人たちはさっそく自分の畑に水を流してみて、水を得られる喜びを噛みしめていた。

 

伝統水路は幹線水路から分流され、村人たちの畑へと流れていく

伝統水路は幹線水路から分流され、村人たちの畑へと流れていく

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