ポレポレクラブの元事務局アルバイトの加納君がセネガルでの2年間の青年海外協力隊の村落開発隊員としての任務を終え、無事日本に帰国し、事務局で活動報告をしてくれました。 セネガルはアフリカ大陸の西の端。ウォロフ民族が44%、プル民族が23%で、主たる宗教はイスラム教です。
2006年に青年海外協力隊の試験に合格した加納くんは国内で約2ヶ月の訓練を受けた後、2007年3月にいざセネガルに派遣されました。活動地は国の第二の都市であるトゥーバです。現地ではほぼウォロフ語が使用されるため、1ヶ月間フランス語でウォロフ語を勉強したそうです。
現地で最初にすることは、「生活できるようになること」。なんでも与えられた自分の家に電気が来るまでに2週間かかったとか…
現地で何をやるかは、結局のところ自分で考えるとのこと。既に現地で活動している隊員などから情報収集し、30ある村の中から自分が活動する1つの村を決めました。
セネガルの一般農民は、雨期に落花生や栗を天水栽培して生計を立ているそうですが、その中で加納君が行った主な活動内容は ・ 苗木生産 ・ 植林・野菜作り ・ 木炭作り ・ 石鹸作りの講習(現地のママに好評らしい) です。こういった活動を推し進めるに当たり、他の野菜隊員や植林隊員との繋がりがとても役に立ったそうです。 ちなみに教えるといっても、例えば「種はまっすぐまいてね」「水は高いところからやると野菜の種が流れてしまうよ」など日本では当たり前のことが多かったよう。
2年の任期を終えてみて、自分たちの活動が本当に村や国の開発にストレートに反映されたのか葛藤があったそうですが、自身の経験としてはとても有意義だったそうです。
また報告会が行われたこの日は、今までのワークキャンプ参加者やボランティアの皆さんが多数参加し、和気あいあいと楽しい時間をすごすことができました。その中には将来青年海外協力隊を志す人もいたので、大きな糧になったのではないでしょうか。