海外活動森林保全
フンブフ小学校苗畑への道具支援
タンザニアで植林が実施されるのは、小雨期の11月~12月にかけてと、大雨期の3月~5月にかけての時期である。しかし最近は小雨期に思うような雨が降らず、ほとんど植林が出来なくなっている。従って、苗木は大雨期にターゲットを絞って育苗の準備を進める。
苗木は樹種によって育苗期間が異なるが、短いもので3ヶ月、長いもので9ヶ月ほどを要する。現在わたしたちはTEACAとともに、タンザニアのキリマンジャロ州、アルーシャ州、ダルエスサラーム州の3州10カ所(※)で小規模苗畑グループと協力しながら植林活動を進めているが、各小規模苗畑グループは、それぞれ来年の大雨期植林に向けて、すでに育苗に取りかかり始めている。
※今年度、キリマンジャロ州で女性グループ1カ所と新たに協力活動を始め、10カ所に増。
各小規模苗畑グループへは、TEACAが種子の一部と育苗ポット、腐葉土、シャベルやジョウロなどの必要な資材を必要に応じて支援している。下の写真は、キリマンジャロ山の標高約1,600mにあるキディア村のフンブフ小学校の子どもたちと、同校の苗畑に支援された資材の一部。同校の苗畑では、子どもたちが大事に苗木を育ててくれている。