イベント: 秋のイベント終わる

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国内活動/イベント

この週末に参加した「横浜国際フェスタ」で、今年の秋の大型イベントが終わった。春、秋はイベントのシーズンなので、事務局もその準備で大忙しとなる。

今年はとくに、私たちが協力しているタンザニアのコーヒー生産農家グループ“KIWAKABO”のキリマンジャロコーヒーが大人気だった。

世界的にコーヒー生豆の生産者価格が低迷し、キリマンジャロでも多くの農家がやる気を失い、コーヒーの木の世話を放棄している。そんな中でKIWAKABOのメンバーは、有機無農薬栽培による良質コーヒー豆の生産に活路を求め、その実現に向けて懸命に努力している。

イベントでお出ししているコーヒーは、私たちがそんな彼らから生産者コストを十分にカバーする価格(最高品質豆の価格同等以上)で直接買い付けた生豆を使ったものだ。生豆は事務局ボランティアのみなさんの力なども借りながら、選別→焙煎→グラインド(粉挽き)の作業を経て、会場でドリップしてお出ししている。

会場にはキリマンジャロコーヒーとその生産農家の置かれた窮状を説明するパネルと共に、お出ししているコーヒーの豆を実際に栽培したKIWAKABOメンバーの顔写真に「私が作りました!」と大きくかかれたパネルも貼りだしている。自分が飲んでいるコーヒーと生産者の繋がりや、そのコーヒーによる協力活動の仕組みが実感できることが、今回の好評の結果に結びついたのかも知れない。

そして日本でみなさんにコーヒーを飲んでいただいている様子や、「このコーヒー、おいしいね!」と多くの方に感想をいただいた品質や味への評価は、今度はKIWAKABOのメンバーにフィードバックされる。彼らの顔がほころぶ様子が今から目に浮かぶ。そんなちょっとしたことも、彼らのやる気を支える大きな力となる。

みなさんに飲んでいただいた一杯のコーヒーは、こんな形でも現地と繋がり、小さな国際協力として現地の 人々を励ましています。

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