事務局日誌: 村の手工芸品に出会えるお土産屋

  1. TOP
  2. 投稿
  3. 事務局日誌: 村の手工芸品に出会えるお土産屋
その他

この秋、国際協力イベントなどで私たちが協力活動を行っているテマ村の村人が作成した手工芸品(バナナカード)をご覧になられた方もおられると思う。

村にある資源を使った手工芸品の開発に村人と共に取り組みはじめてから3年、日本の皆さんにも手にとって喜んでもらえるほどの出来映えに仕上がった。

さて、そんな村人たちがMbokomu Arts Youth Groupという手工芸品グループを立ち上げ、モシの街にアンテナショップを出した。グループのリーダーであるキマンボさんを中心に、村の男性、そして女手一つで家庭を支えているママさんや進学の道を閉ざされた子供などが店の奥の工房(といってもドアもないただの部屋だが)で手工芸品を作っている。

店に置いてある商品は、バナナの樹皮を使った板絵やバッグ、バティック、ティンガティンガ絵画、アクセサリーやマコンデ彫刻などである。

キマンボさんらグループのリーダーたちは、進学や就労機会のない村の青年らに手工芸品の製作技術を身につけてもらうことで、何とか彼らが収入を得られるようにしていきたいと考えている。そしてこの店を、そうした青年たちに技術を教える場にしていきたいと思っている。

この年末年始にタンザニアへの旅行を計画されている方もおられるかも知れないが、モシを訪れるご予定の方は、ぜひ彼らの店にも足を運んで頂けたらと思う。頼めば奥の工房での手工芸品製作の様子なども見学させてもらえる。そしてキリマンジャロの村での彼らの生活に思いを馳せて商品を手にしてみて下さい。

お店の場所は、モシの中心、クロックタワーからYMCAに向かう道沿いの右側にある(徒歩約5分)。入り口が少々分かりづらいが、白壁に大きくMbokomu Arts Youth Groupと書いた店がそれである。

一覧へ