事務局日誌: クリスマスは物入り!?(No.2)

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告白などというと何か隠していたことを自白するような、後ろめたい雰囲気があるが決してそうではない。要は「イエスは主です」と心から主イエスキリストに向かって“告白”することである。信仰告白を終えて、初めて正式なクリスチャンとして誰からも認められるようになるのである。

さて、大変なのは子供の両親たちである。娘さんが信仰告白の日を迎えた村人が私に言う。「私たち親はこの日に備えて、それこそ何年も前から一生懸命お金を貯めるんだよ」。

なぜかというと、たとえば信仰告白の日には、とくに女の子などはそれこそウェディングドレスかと見紛うような純白のドレスを着て教会での信仰告白に向かう。

村に忽然と姿を現した純白ドレスの少女たちには、本当に目を奪われてしまう。と同時に、せっかくのドレスに泥でもつかなけりゃいいけど・・・などと余計な心配までしてしまうのである。なんせこのドレス代だけで、軽く親の月収を上回ってしまうのだから・・・。おまけに告白の儀式が終われば、親類縁者、近所の人々を招いてお祝いの席を設けなければならない。これがまた大変な出費なのである。

そりゃ何年も前から備えなけりゃ、とてもじゃないけど間に合わないよな、と思わず納得してしまう。

そして件の村人は、笑いながら続けて“告白”するのである。「しかもなぁ、ウチじゃこのあと4人、毎年続くんだよな。ワハハハハハハ」。

「・・・・」。現地は子沢山である。クリスマスも楽ではない。

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