クリスマスは物入り!?(No.1)

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この3連休に行くはずだった栃木のポレポレ菜園は、現地の降雪情報の前に敢えなく中止と相成った。菜園活動は畑作業も楽しみであるが、作業後に近くの温泉に行けるのもまた楽しみである。

今回温泉に行きそびれてしまった腹いせ(?)に、昨日は事務所近くの銭湯に行ってきた。そうしたら、運の良いことに柚湯であった。「ああそうか、今日は冬至か」。

冬至を境に日脚は日一日と長くなる。冬至に柚湯につかるのは、柚を冬至の太陽に見立ててのことである。世間はクリスマス一色であるが、団子を月に見立てたり、柚を太陽に見立てたり、そんな日本の風情溢れる季節感というものも、日本人なら失いたくないものである。

さてクリスマスといえば、先日の当欄でキリマンジャロ山麓の村の中でのクリスマスについて触れた。ほとんどの村人がクリスチャンである村では、クリスマスは文字通りキリストの降誕を祝う日であって、日本のそれとは随分違う、極めて厳粛な日であることを。

日本ではクリスマスが終わると一気にお正月ムードになるが、現地でも続きがある。それは、“Confession”と呼ばれる、「信仰告白」の日である。

村の子どもたちは12歳からの2年間、毎週日曜日に教会の宗教学校に通い、14歳になったときに卒業試験を受ける。それに合格した者たちが迎えるのが「信仰告白」である。

(次回に続く)

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