26、27日の両日にわたり、タンザニア・ポレポレクラブの2001年度総会が開催された。今回の総会の焦点は、現在タンザニア・ポレポレクラブが直面する問題、課題をどのように認識し、その問題解決のためにどのような手を打ち、そしてそのための具体的取り組み目標をどこに置くかにあった。
　
総会に参加されたみなさんそれぞれに厳しい現実を十分認識した上で、思うところを述べていただき、また議論できたと思う。それぞれに切り口は違っても、タンザニア・ポレポレクラブを続けるためには、という出発点はどれも同じであり、本気の発言の一つ一つを心からありがたく、そして重く受け止めた。
　
その上で、以下の問題認識、方針、取り組み目標が承認された。
　
１．問題認識（課題）
　（１）生き残り
　（２）クラブとしての実質をともなう活動実態の構築
２．方　針
　新規スタッフ１名の採用
３．取り組み目標
　（１）メンバー３００人体制の確立
　（２）活動検討会、事務局の活性化
　（３）収益の柱の確保
　（４）明確なコンセプトを持ったスタディーツアー（仮称）の立ち上げ
　（５）メンバーによる現地支援の取り組みの充実
　
スタッフ1名の採用によりタンザニア・ポレポレクラブのポテンシャルが高まることは間違いない。抱える問題も、取り組むべき目標も、どれ一つとして容易なものはない。しかしそれは、やり甲斐の大きさと同義でもある。多くのメンバーみなさんの力をお借りしながら、この“大きなやり甲斐のある課題”の一つ一つにしっかり取り組んでいきます。