この秋出版された、シンポジウムと同タイトル「村落開発と国際協力」
(古今書院、草野孝久編)の出版を記念して開催される公開シンポジウム
です。この本には、当会の会員でもある駒沢大学の古沢先生が執筆者の
一人として加わっておられます。
このシンポジウムはそのサブタイトル“住民の目線で考える”からも分
かるように、これまでとくにそうした視点から、国際協力分野に関わっ
てこられた皆さんをパネリストに迎えて開催されます。
シンポジウムではそれぞれのパネリストのみなさんが、海外の現場で
向き合ってきた具体的な事例を通して“住民の目線から考える”こと
について、示唆に富んだお話が伺えるのではないかと思います。
またシンポジウムのあと開催される懇親会は、かなりざっくばらんな会
になると思いますので、この機会に国際協力関係者と親交を深めたい
方は、是非おいでください。
※ 懇親会の参加を希望する方は、準備の都合上、なるべく人数を
取りまとめたいと思いますので、タンザニア・ポレポレクラブ事務局
(E-mail:pole2club@gmail.com)までご連絡ください。
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「村落開発と国際協力」公開シンポジウム
日 時:11月23日(土・祭日)
第一部 15:00~15:40 基調講演「住民の目線で考える村落開発と国際協力」
発表者: 草野孝久(JICA)
第二部 15:50~17:00 シンポジウム「村落開発とは何か」
パネリスト: 草野 孝久(JICA)
松山 博文(JICA)
古沢 紘造(駒沢大学)
半澤 和夫(日本大学)
崎坂香屋子(東京大学)
板垣啓四郎(東京農業大学)
第三部 17:30~19:00 出版記念パーティー
会 場: 駒沢大学キャンパス内 大学会館
(東急田園都市線「駒澤大学駅」下車、徒歩10分)
参加費: (講演、シンポジウム)無料
(懇親会) 5、000円
パネリストの略歴
・草野孝久(JICA)
豪州にて農業普及論を専攻後、ボランティアでイスラエルのキブツ、
JOCVでフィリピンに赴任。「ボルネオ生物多様性・生態系保全プロ
グラム」チーフアドバイザーとしてマレーシア国立大学に在勤。
・古沢紘造(駒沢大学)
経済学部教授(貿易論・アフリカ地域研究)でタンザニアにも造詣が深く
「村落開発~」では、2000年末に起こったマサイ族が関係したキロサ事件
を取り上げている。
・半澤和夫(日本大学)
生物資源学部国際地域開発学科教授。
「村落開発~」では、経済のグローバル化にあるザンビアの農民を取巻
く土地制度、組合活動、政策等に言及している。
・松山博文(JICA)
コスタリカ、メキシコを経て、現在八王子国際センターに勤務。
「村落開発~」では、メキシコ先住民を事例に、代々受け継がれてきた
農法の合理性と伝統を詳述し大変興味深い。
・崎坂香屋子(東京大学)
JOCVでコスタリカに赴任後、国際地域保健学博士課程に在籍中。
「村落開発~」では、フィリピンの村々にいる保健推進員「バランガイ」
の地域社会における役割について述べている。
・板垣啓四郎(東京農業大学)
国際農業開発学科教授。
「村落開発~」では、宮古島を例に取り、開発が宮古島の経済、社会、
農業に与えた影響と変容過程をつぶさに検証している。