国内活動: ポレポレ菜園活動

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国内活動/イベント

今日は、ポレポレクラブで取り組んでいる、ポレポレ菜園活動について触れてみたいと思います。

ポレポレ菜園活動は、辞書プロなどと同様、ポレポレクラブのメンバー活動の一つとして取り組まれているものです。よく「アフリカで村人の植林に協力している団体が、なんで畑なの??」という質問を受けるのですが、自分たちの足元で、自分たちに出来ることに具体的に取り組む、という点では、アフリカの村人たちも私たちも何ら変わるものではありません。

さて、今日はまだ少し早いのですが、今年の菜園活動の振り返りと、来年度に向けた取り組みの方向性などについて述べてみたいと思います。もっともこれはまだ個人的な考え、雑感に近いレベルなので、これからまたメンバーといろいろ話し合って決めていく必要があります。

■今年の振り返り
 1.評価
  (1) 残飯・おがくず堆肥、落ち葉堆肥の投入によって、少しずつ土が出来てきた。
    冷夏の中で、今年度の大収穫に結びつく。
  (2) 初の収穫物卸販売開始。道はまだまだ遠いが、活動自立への第一歩。
  (3) 宿泊場所としてのキャンプ場の使用はかなり良かった。今後は通年で使用?
 2.反省
  コアとなるメンバーがもう少し必要。どう広がりをもたせていくか?

■来年度
 1.個人的な目標として
  以下の2点に注目して取り組んでみたいと思っている。
  (1) 十分な茅マルチは雑草の抑制に有効か?
  (2) 茅は良質な堆肥になりうるか?
 2.栽培作物選定の指針
  (1) 収穫適期に収穫に行けない作物は栽培しない
    今年度決めたこの方針は良かった。
  (2) 上記(1)を踏まえつつ、「(具体的な料理をイメージして)、自分たちが
     (その場で)収穫し、食べるものを栽培」。
    →里芋はもっと増やしたいですねぇ
    →汎用性の高さを考えると玉ネギにも注力。いま植わっているのがうまく
     育ってくれますように!
  (3) プラス、販売用作物をどうするか?
    →サツマイモは減らす?
    →他に販売できる作物はある?
 3.秘かな期待!?
  (1) キウイがそろそろ実を付け始めるか!?
  (2) 畑の梅の木は実を付けるか?畑でお酒(梅酒)まで自前で調達できたら
    言うことナシ!
 4.検討課題
  (1) 新たに開墾地を広げるか?
  (2) 果樹は増やす?
  (3) キノコをどうするか(新規に原木に菌打ちするか?)

■菜園活動の位置づけ(個人的な考えも含め)
 1.実践の中に様々な大切な学び、発見、楽しみがある
 2.いのちを育むこと、自ら作り出すことの大切さへの学び、そこからの気付き
 3.「土」、「食」、「食べるものを作ること」は生きることの基本

ポレポレ菜園活動は、ないない尽くしの中で荒野の開墾から始めたような取り組みです。金もないから、好むと好まざるとに関わらず有機無農薬でやらざるを得ないし、そんな中で頼れるもの、状況を改善できるかどうかは、自分たちの知恵と創意工夫にかかっています。そういう意味では、何となくタンザニアの村人たちの置かれている状況に通ずるところもあったりするのです。

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