「ボランティアをする」、「ボランティア精神」という言葉を使ったり耳にすることがあります。「ボランティア＝無償である」というイメージがある方も多いと思います。私も、学生の頃には「ボランティアをする」という響きに大きな違和感を持っていました。

当時は、「自分はそんなに良い人間ではない。無償で働いたりしない」と「国際協力」や「途上国」の問題に関心がありながらも、何となく思っていました。

しかし、不思議なもので、実際に「ボランティア」としてＮＧＯに関わってみると「ボランティア」という響きに対しての違和感はなくなりました。私がＮＧＯなどで働きたいと考え、最初に始めたことは、「ボランティア」だったのです。いつか、お金をもらって働くのを目標に、まずはこの世界と関わろうと考えたのです。

あるＮＧＯで「ボランティア」をやり、様々な事務作業を通してＮＧＯとは何かということを勉強しました。

ＮＧＯというものに関わり、ボランティアを実際に始めてみて一番感じたことは、「ボランティア」って、いろんな人に出会えて、いろんなことを勉強できるんだなということでした。

現在は、タンザニア・ポレポレクラブでアルバイトをさせてもらい、念願のお給料を頂いています。ボランティアとしてＮＧＯに関わり始めた日の気持ちを、いつまでも大切にしていきたいと思っています。

ポレポレクラブは事務局ボランティアに来てくださる方々に、助けられています。 　一人一人の方にとって、何か発見があるボランティアであったり、何か楽しみがあるボランティアであってくれたら、いいなと思っています。