事務局日誌: イベントと現地をつなぐもの

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11/12(土)~13(日)の2日間、横浜の山下公園で開催された「アフリカンフェスタ2011」に、当会も参加してきました。

国際協力イベントは、活動国の状況や現地活動の展示・説明、そして現地の民芸品販売などを通して、日本の市民の方に少しでもその国のことに触れていただいたり、また団体の取り組みを知り、理解を深めていただけるとても貴重な機会だといえます。

このことは、日本の市民のみなさんと現地を繋ぐということでもありますが、一方でそれに参加する団体にとっても、現地との繋がりをより精緻にしたり、強固にしたりする良い機会であり、場だともいえます(物品が売れれば、それが活動資金に回るという繋がりもありますが、ここではそういう意味ではなく)。

イベントでは、限られたスペースで効果的且つ分かりやすい展示や説明が求められますし、そこでは当然、自分たちが何を最大の訴求点とし、それをどのように伝えられるかといったことが問われます。曖昧なコンセプトで臨めば、せっかくブースにいらしていただいた方も、結局その団体が何をやりたいのか、やっているのか分からず、極端な場合、そうした取り組みの価値があるのかさえ、疑問を抱いてしまうでしょう。

そうした意味で、国際協力イベントは参加する団体にとっても、自分たちの活動の「いま」を検証する、大切な機会であるといえます。

ところで、今回おもわず「ああ、現場と似ているな」と思ったことがあります。それは、ポレポレのブースで実施していたクイズのこと。このアイデアは、事務局アルバイトの方のアイデアで実施したのですが、来場者が参加型で現地での取り組みや成果を実感できたり、思いがけない効果に触れられる、とても良いアイデアであったと思います。

ただ如何せん、実施していたのがブース奥の隅っこで、1日目は数名の方にチャレンジしていただけただけで終わってしまいました。これではせっかくのアイデアがあまりにも勿体ないので、2日目の午後にブースの前面に場所を移してみました。

結果は、午後のみの時間で20数名の方にクイズを楽しんでいただくことが出来ました。ただ場所を移すだけ、という小さな気づきや工夫なのですが、その小さな気づきや工夫は、明確な結果の違いとなって現れてきます。

もちろん、工夫すれば必ず成果が得られるというものでもありません。工夫したけれども思うような変化や結果に繋がらなければ、それは自分の見立てや、或いは何かがまだ足りていないことを教えてくれています。そのことに気づき、もう一段の工夫をし、行動するかは、後々いろいろな場面で大きな違いとなって現れてくることになります。

現場でも自分の見立てが甘く、へこまされることも多いのですが、ちょっとした気づきや工夫がきっかけとなって、変化や結果が水面を広がる波紋のように広がっていくことがあります。そういう何かの「機会」や「きっかけ」となったり、「きっかけづくり」を心がけるというのは、私たちにとってとても大切な役割のように思えます。

今回のクイズを見ていて思わぬことではあったのですが、ふと、現場に似ているなぁと思えた次第です。

イベントというのはほとんどが1日、2日の短期のものではありますが、こうしたちょっとした「気づき」や「工夫」、そして「行動」が即、目に見える結果となって現れてくるという、現場ではなかなか得難いような利点もあります。これからもそうした利点や、「気づき」、「工夫」、「行動」の大切さを自覚しながら、しっかりイベントにも取り組んでいきたいと思っています。

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