イベント: 現地調査報告会「環境とコミュニティから見るタンザニアの今と未来」開催のお知らせ

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国内活動/イベント

タンザニア・ポレポレクラブは、3月35日(日)に現地調査報告会「環境とコミュニティから見るタンザニアの今と未来」を開催いたします。

報告会は2部構成で、第1部では衛星画像データや現地アンケートを通じた、キリマンジャロ山麓周辺の地域住民による植林の効果を検証します。

第2部では、タンザニアの旅行会社に勤務した報告者が、タンザニアにおけるコミュニティベースドツアーの現状やその課題、展望について報告します。

両報告とも、コミュニティと環境に視点を置き、それらの持つ可能性と現場の実態、克服すべき課題、そして今後の展望について報告するものです。

タンザニア、そして、こうした視点での取り組みに関心を持たれる多くの皆さまのご参加をお待ちしております!

報告の概要は詳細情報の下にありますので、ご参照下さい。

 

・日付: 3月25日(日)

・時間: 13:30~16:30

 (第1部13:45~15:00 第2部15:15~16:30)

・会場: JICA東京 (セミナールーム18)
 〒151-0066 東京都渋谷区西原2-49-5
 (京王新線幡ヶ谷駅(南口出口)徒歩8分、
  千代田線代々木上原(西口出口)徒歩12分)
  地図→http://www.jica.go.jp/tokyo/office/pdf/map_tokyo.pdf

・参加費: 500円

※事前申し込み要

 

お問い合せ、お申込は下記タンザニア・ポレポレクラブ事務局まで、3月23日(金)の22:00までにお願いいたします。(お電話は平日19:30~22:00にお願いいたします)

 Email:  pole2club@gmail.com

 TEL/FAX: 03-3439-4847

 

第1部 「タンザニア・キリマンジャロ山における植林活動と住民の意識調査」

報告者: 井上美恵子(慶應義塾大学環境情報学部)

概 要:

 「世界中で深刻化する森林減少を背景に、保全のための国立公園や自然遺産登録が増えています。特に途上国においては、従来森と共に生活してきた住民の生活維持と、自然保護の問題が難航している現状があります。従来の住民を排除せず、環境を破壊せず、持続的に森と共生していける森林の管理方法の確立が今必要されています。

タンザニア・キリマンジャロ山にて、保護区の緩衝帯で、生活のため、森林管理権を取り戻すために20年間にわたり自発的に報酬も受けずに植林活動を行ってきた村「テマ村」があります。彼らの植林活動の効果を客観的に評価するために、衛星画像を用いて植林活動による土地被覆の変化を明らかにし、また植林活動に関するアンケートを実施し、住民の意識を調査した結果をご報告致します。

 

第2部 「観光から見るタンザニア」

報告者: 石原裕介(元事務局スタッフ/JATAツアーズにて現地駐在3年間)

概 要:

東アフリカ、タンザニア。日本人にはまだまだ馴染みは薄いのですが、世界中から年間78万人もの外国人が訪れています。ここでの観光客のお目当ては、アフリカ最高峰を目指すキリマンジャロ登山、セレンゲティやンゴロンゴロに代表される動物サファリ、インド洋に浮かぶビーチリゾートのザンジバル等、豊かな大自然です。同時に、タンザニアは後発発展途上国という一面も持ち、自然と人間、そして開発との共生を常に模索し続けている国でもあります。そして近年、エコツーリズムやカルチュラルツーリズム、サスティナブルツーリズムといった言葉も盛んに使われるようになり、自分たちの持つ文化や伝統、自然、生活を観光客に紹介していくことで、地域の発展につなげていこうとする活動も活発になっています。今回は、現地での経験を踏まえ、上記の新しい形態のツーリズムを中心に観光という視点から、タンザニアを見ていきたいと思います。

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