村人が殺された現場を訪れたキリマンジャロ州知事について報じる現地紙「Mtanzania」(2019/12/9電子版)
いったい世界遺産の山でいつまでこんなことが続くのか。
12月3日、また村人が殺されてしまいました。
国立公園境界近くにいた村人が、国立公園のワーデンによって森(2005年までは国立公園の外にあったバッファゾーンの森)の奥に連れ込まれ、殺されたものです。
■殺人に抗議する大勢の村人たち(youtube)
・RC Mghwira aingilia kati mgogoro wa wananchi na askari wa hifadhi ya mlima Kilimanjaro.
→ https://www.youtube.com/watch?v=atX-JwVczpQ
・Kijana AFARIKI hifadhini, ASKARI WAKAMATWA, RPC Atinga na KUONGEA Haya.
→ https://www.youtube.com/watch?v=GDZ3uxw4Mx4
キリマンジャロ山では世界遺産の自然を守ることを目的として、2005年、それまで村人たちが利用してきた森 (※) が国立公園に取り込まれました。
(※) “ハーフマイル・フォレストストリップ” と呼ばれるバッファゾーンの森
森を、自然を守ることは大事です。私たちも村人たちと25年間、森を守るために木を植え続けてきました。
しかし、自然を守ることと同様、そこに暮らしてきた人々が平和に、安心して暮らせることも大事なはずです。ましてやそのために命を奪われることなど、決してあってはならないことです。
当会はこの山で10年以上、人々を苦しめ続けるこの問題、「大事なのは世界遺産の自然なのか」、「人の命なのか」という問題に取り組んできました。
村人たちが生きる糧を得るために一生懸命守ってきた森。その森さえ使うな、入るなというのであれば、代わりの糧を得られるようにしなければなりません。
当会は、「自然」も「人」も守るために全力を尽くします。そのために今後「養蜂」と「みつばちの森づくり」に取り組んでいくことにしています。
ぜひ多くのみなさまに当会の取り組みへのご理解、ご協力をいただければ幸いです。
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