半乾燥地で放牧牛侵入防止のための植林実施

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海外活動森林保全

キリマンジャロ山の東方には半乾燥地が広がっている。山の中では最大2千ミリを超す雨量があるが、山を下りたモシの町では800ミリ、この半乾燥地では500ミリを切る雨量まで低下する(年間降雨量500ミリは、現地の主食作物であるメイズ=白トウモロコシの生育限界)。

この半乾燥地にあるリアタ小学校では、雨量の少ない地域でも緑葉野菜が収穫できるように、麻袋を使った省水農法を実施している(写真1)。しかし、付近一帯は牛やヤギの放牧ルートとなっており、学校の休みの日にはこれらの牛やヤギが大量に侵入し、せっかく子どもたちが育てた野菜を食べてしまうのが悩みの種であった。(写真2)

(写真1) リアタ小の省水農法

(写真1) リアタ小の省水農法

(写真2)  やってきました牛とヤギ!

(写真2)  やってきました牛とヤギ!


そこでTEACAとリアタ小学校では協力して、こうした家畜たちが侵入しないように、生け垣を育てることにした。植えるのはPithecellobium dulce(豆科:キンキジュ)という乾燥に強い木で、枝にトゲがあるため、家畜は容易に侵入が出来ない。この木を学校をぐるりと取り囲むように、約2万本密植することにした。

学校ではさっそく、校庭の周りに苗木を植えるための溝を掘り始めている(写真3)。Pithecellobium dulceは生長も比較的早いが、育つまでの間、学校では省水農法の袋の周りにしっかりした柵を設け、野菜を守ることにしている。

 

(写真3) 苗木を植えるために校庭の周りに掘られた溝

(写真3) 苗木を植えるために校庭の周りに掘られた溝

 

リアタ小学校では今後省水農法による野菜栽培を増やし、子どもたちに乾燥地でどうやったら野菜を得られるようになるか、しっかり教えていくことにしている。

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