海外活動その他
各地の苗畑グループの自立を目指して、2007年から導入したグループ貯蓄。すべてのメンバーが毎月少額ずつ、グループのために積み立てるというこの新しい仕組み。多くの試行錯誤を繰り返しながら、その仕組みをしっかり理解して貰うまでに、実に2年を要した。
このグループ貯蓄には幾つかのキーワードがある。それは上記にある通り、「すべてのメンバーが」、「毎月」、「定額を」、「グループのために」の4つである。これらを確実に実行し継続できることは、それがそのままそのグループの自立に向けた意志、メンバーの結束力、目的達成に向けた実行力、そしてリーダーの統率力を示しているといえ、グループの能力評価に一定の判断基準を供するものだといえる。
この積み立てプログラムのもう一つの特徴は、その完全な達成が山羊銀行プログラムと、TEACAによる積立額の50%に相当する額の貯蓄上積支援とセットになっていることである。双方ともグループ貯蓄のインセンティブとなるものであり、またグループの自立という目的に向けたメンバーの自助努力を、TEACAがさらに側面支援するものである。
そしてこの1年間TEACAの指導のもと、グループ積み立てを着実に実施してきたKidia、kirangaの2つの女性苗畑グループに対して、50%の貯蓄上積支援と山羊銀行(女性グループとの話し合いで、初年度は速効性の高い養鶏プログラムへの変更が行われた)の授与式が行われた。
グループの自立に向けて大きな一歩が踏み出された。