海外活動その他
写真:TEACAの新ボランティア マクスミラン君(左から2番目)
TEACAが海外からの長期ボランティアを受け入れるようになって早くも3年目になろうとしています。そして今年もこの9月初旬から、ドイツ人ボランティアのマクスミラン君がやってきました。彼はまだ高校を出たばかりですが、他を圧倒する巨漢!身長は190cmを超えています。
じつはこのマクミラン君で3人連続してドイツ人のボランティアになります。ドイツでは2011年まで成人男子に対する徴兵制度がありましたがこれが停止され、かわって義務教育を終えているすべての男女を対象にした1年間の連邦ボランティア役務制度が導入されました。またそれ以前から環境分野や良心的兵役拒否者に対する社会福祉分野でのボランティア活動を義務づけたり、国が資金的な補助をしたりして、市民がある程度の期間、社会活動にボランティアとして加わってきた下地があります。
こうして次々とドイツ人の若者がボランティアとしてやってくるのを見ていると、議論の余地はあるのかも知れませんが、国が積極的かつ強力に市民の社会活動への参加を促してきたことが、彼らの価値観の形成や行動にも影響しているのだろうと思います。マクミラン君はほぼ海外経験がない中でいきなりアフリカの農村での1年間のボランティアに飛び込んできたわけですが、「ボランティアでの様々な経験を通して多くを学ぶという自分の選択はきっと間違っていない」と言っていました。彼の言葉通り、そして前任のレオン君同様、多くを経験し学んでいくことだろうと思います。