環境調整力を失いつつあるキリマンジャロ山

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海外活動森林保全

 

今年もキリマンジャロに大雨季が訪れようとしています。2月末まではそれこそカラカラで、毎日もの凄い土埃が舞っていましたが、3月に入ってすぐ、それこそバケツの水をひっくり返したような土砂降りの雨が降りました。といってもまだ本格的な大雨季入りというわけではなく、まずは「ご挨拶」といった感じでしょうか。

いよいよ大雨季も間近ということで、キリマンジャロ山麓の村々でも植林に向けた準備が始まりました。もっとも、この大雨季植林では当初の計画では約3万本の植林を目指していましたが、現時点では2.5万本程度になる見込みです。苗畑によって育苗にかなりムラが出ており、苗畑間での苗木のやりくりが必要になっています。

育苗にムラが出ている原因は、主力樹種での発芽不良と水不足によりますが、1、2月の水不足で苗木がかなり枯れてしまった苗畑もあります。かつては多少の降雨不足でも湧き水や沢水が枯れることもなかったのですが、どうも最近のキリマンジャロ山はおかしいという気がしています。長年にわたって降雨の減少が続いているため、環境変化に対する山の緩衝力が尽きてきているのではないかと危惧しています。

 

いまだに見渡す限り丸裸といった尾根がキリマンジャロ山には多数あり、森林回復はいよいよまったなしの状況です。木を植えることはもちろんですが、地域住民が森林回復に力を発揮できるような政策、制度の導入は必須だと言えます。当会はこれまでもその実現に向けて地域住民組織と協力してきましたが、今後より広範、強力な組織体制を整え、この課題に取り組んでいきます。

 

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