キリマンジャロ山の村人、逮捕者100人を超える

キリマンジャロ山の村人、逮捕者100人を超える

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海外活動森林保全

キリマンジャロ山の裸地化した里山の尾根で植林に取り組む村人たち(1994年)。ここかつての政府の森林プランテーション跡地。再植林されることなく放棄された。

キリマンジャロ山の裸地化した里山の尾根で植林に取り組む村人たち(1994年)。ここかつての政府の森林プランテーション跡地。再植林されることなく放棄された。

7月に出された天然資源観光省大臣の命令によって、キリマンジャロ山の住民は村の上部にあるかつての里山の森(ハーフマイル・フォレスト・ストリップ)の利用を禁止されました。

しかしその森は生活体系の一部であり、住民たちは森に入る以外に選択肢がありません。これに対し、利用禁止となった森(国立公園に編入)を管理する国立公園公社の兵士によってすでに100名以上の村人が逮捕されています。この人数は当会が把握している範囲での数字なので、実数はさらに多いのは間違いありません。

逮捕されているのはほとんどが家畜用の草を刈りに行った女性で、中には森の近くを歩いていただけで連行された女性もいます。これまでは二度と森に入らないという誓約書に署名をすれば許されたケースもありますが、大臣命令以降は10万~数十万シリングの罰金が問答無用で科されています。

この事態に村々からは悲鳴が上がっています。世界遺産の前にそこに暮らす人々は森林破壊者と位置付けられ、彼らから森を守るという大義によって生活破壊が行われています。

当会は世界遺産の山で行われるこのような不正義が正され、住民が平和に、安心して暮らしていける環境を取り戻していくための取り組みを続けています。歴史的事実からも森を守ってきたのは/守れるのはそこに暮らしてきた住民たちであり、当会はかつての里山の森が県の管轄に戻され、そこで地域住民主導による森林保全・管理が実現されることを目指しています。

しかし何より、住民の声がまったく考慮されない、届かない今の状況を打開しなければなりません。明日、キリマンジャロを国家元首が訪問します(9月に続く2度目)。彼女にキリマンジャロ山で起きているこの理不尽な状況をあらゆる方面から何度でも伝え、住民たちの声をいかに強力に届けることができるか、そのために手を尽くしています。

『村人たちの命の森』を取り戻す取り組みをぜひご支援下さい!

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キリマンジャロ山で国立公園に編入された里山の森を取り戻し、そこで地域住民主導による森林保全・管理を実現していくための取り組みを1口100円からご支援いただけます。
ぜひ応援してください!

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