遅れていた改良カマドの設置が始まりました

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海外活動改良カマド

完成したばかりの改良カマド

キリマンジャロ山での改良カマドの設置は、今年度も東南山麓のテマ村を中心に50基を設置することにしています。タンザニアの年度始まりは7月ですが、毎週1基ずつ設置していくと、1年でこの50基を設置完了できます。これまでに設置してきた改良カマドの性能の良さを多くの村人たちが知っており、「ウチにも作って!」という要望が引きも切りません。そのため1年分の設置予定はあっという間に埋まってしまいます。

実際には雨季にはカマド職人の移動も資材の運搬も困難になってしまうため、この時期を除いた週2基程度の設置ペースになるのですが、いずれにしろコンスタントに設置していかないと50基の設置は達成が難しくなります。ところが、7月に発注したカマド用のレンガ(3千個)がまったく調達できません。レンガ用の型枠が壊れた、先に来た人に売ってしまった、雨続きでレンガ用の土が乾かないなどなど、製造現場を訪れるたびにあれやこれやと理由を並べたてられ、結局手ぶらで帰るということが繰り返されました。「先に売ってしまった」にはさすがにカチンときましたが、とにかくモノがないことにはどうにもなりません。製造現場を訪れるといっても、山を下りて町まで行かねばならず、そのガソリン代だけでも馬鹿になりません。最後にはボスまで呼び出してクレームをつけましたが、結局半分できあがったのが発注から2カ月経った9月中旬、残り半分は10月中旬になりました。

やっと搬入したレンガ。これで必要な量の半分。

9月に最初のレンガを運び上げると直ちにカマドの設置作業に取りかかりました。週2基以上のペースでの設置は厳しく、予定通りの基数を完成するためには雨季にも設置作業を続けるしかなさそうです。そのため設置を予定している家に先に資材を搬入し保管しておいて貰うことにしました。

その後の設置作業は順調に進んでおり、これまでに10基以上が設置されています。キリマンジャロ地方は11月から小雨季に入るため、心配なのはこれからです。雨自体は農業にも植林用に育てている苗木にも大事なので、降ってくれないと困ります。大変だとは思いますが、ここはカマド職人さんの頑張りに期待するしかなさそうです。

活躍中の改良カマド

タンザニア・ポレポレクラブの取り組みをご支援ください

キャッチ画像

タンザニア・ポレポレクラブがキリマンジャロ山で取り組んでいる「植林」、「改良カマド普及」、「診療所支援」、「裁縫教室運営」、「養蜂プロジェクト」をぜひ応援してください!インターネットで1口100円からご寄付いただけます。

寄付ページ → https://polepoleclub.jp/donation/

・郵便振替の場合
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   加入者名: タンザニア・ポレポレクラブ
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