キリマンジャロ山麓での養蜂で頭を悩ませている害虫(small hive beetle)対策。これまで様々な手を打ってきましたが、どれもほとんど効果がなく、巣箱の中を我が物顔で這い回っています。今年こそは何とか有効な対抗策を打ち立てたいと思っています。
防除対策の柱は主に3点で、(1)養蜂箱の構造改変(物理的侵入防止)、(2)トラップ(侵入後の捕獲)、(3)環境整備(繁殖サイクルの遮断)になります。
そこで今回、養蜂小屋の床部分(地面のまま)をセメントで固めました(下写真)。幼虫に蛹になるための穴を掘らせないためです。ただ幼虫は20mほどなら移動できるため、養蜂小屋の外まで移動して、そこで穴を掘って蛹になることまでは妨げられません。床の外縁部に油を塗ることも考えていますが、まずはこれらの対策を打ってみての結果を見てみたいと思っています。
害虫対策にめどが付けば、キリマンジャロ山麓での養蜂の拡大展開を目指して養蜂箱(改良型トップバーハイブ)の増産に着手するつもりです。また、山麓村で進めている蜜源樹植林にも一層注力していくことにしています。
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床をセメントで固めた養蜂小屋
書き損じ葉書/使用済み切手をお送りください!
年末に書き損じてしまった年賀状があったら、捨てずにぜひタンザニア・ポレポレクラブまでお送りください。書き損じの年賀状2枚でキリマンジャロ山に苗木を1本植えることができるからです!(年賀状でなくても、普通のハガキの書き損じたものでも大丈夫です。いずれも「未投函のもの」に限ります)。
また当会は使用済み切手や不要の外国紙幣、硬貨も集めています。使用済み切手なら、100gで1本の苗木を植えられます(切手の周囲に1cmほどの余白を取って切り取ってください。スタンプは途中で切れてしまっても構いません)
収集活動はキリマンジャロ山での植林活動を支える大事な力になってくれていますので、多くのみなさまのご協力をお待ちしております!
収集物の送り先
タンザニア・ポレポレクラブ
〒107-0064 東京都港区南青山6-1-32-103