海外活動養蜂
キリマンジャロ山の村で取り組んでいる養蜂。雨不足が養蜂にも影響している
最近、改良カマドの設計をしたり協力している地域グループのシンボルマークを考えたりと、図面とにらっめこしていることが多くなっています。キリマンジャロ山の村で取り組んでいる養蜂もその一つです。昨年、新設計の改良養蜂箱を導入して実地に試験をしているのですが、まだまだいろいろ問題があることが分かってきました。さらなる手直し、改良が必要で、また図面を引かないと・・・と思っています。
その養蜂ですが、今年の小雨期(キリマンジャロ山では10月~12月)も雨が降ってくれず苦戦しています。花がありません。。。昨年降雨不足で給水制限が実施された首座都市ダルエスサラームでは今年もまた給水制限が実施されました。新聞などでも様々な地域での水不足の声が聞かれます。
このあと雨が降り出してくれれば、もしかすれば来年3月頃に1回採蜜できるかも知れないとは思っているのですが、とにかく雨が降ってくれないことにはどうにもなりません。また降雨不足は養蜂だけでなく育苗にも影響を及ぼしており、種子調達がままならないことに加え、果樹(アボカド)の接ぎ木苗がかなりのダメージを受けています。
キリマンジャロ山では不足の大小はあれ、小雨期にかつてのような十分な雨が得られなくなっているように思います。最近は政府から統計データを得ることが難しくなり、降雨量データも数字をつかみきれていないのですが、20年前なら小雨期にも植林したものです。しかし今ではリスクが大きくて大雨期を待つしかありません。
養蜂は今年は群れを大きく育てるために初めて定期的な給餌に取り組んだのですが、そのうち給水も必要になるのだろうかと思うこの頃です(ミツバチも水を飲みます)。