今日は村で決めた植林の日。子どもたちが苗木を運んでいます!
降雨の遅れから植林の着手が例年より1カ月遅れた大雨季植林ですが、ほぼ計画通りに完了することができました。植林はキリマンジャロ山麓の10村で取り組まれ、計13,633本の苗木が植えられました。
植林には村の大人も子どもも大勢が一緒になって取り組んでいます。本当は大変な作業なのですが、みんな家族のような彼ら。会話も弾んでとても賑やかです。
例年だと植林地は標高2千メートル付近に集中するのですが、今年は8百メートル~2千メートルの広範囲にまたがって取り組まれたのが特徴です。植林地周辺の環境も標高にしたがって半乾燥地、村落エリア、水源地と大きく異なってきます。
従来植林の主力は村の上部に位置する森林帯が中心だったのですが、昨年より村落エリアでの土砂崩れ防止のための植林に着手したこと、さらに今年は山麓下部の半乾燥エリアでの植林を再開したことから、こうした広範な標高をカバーする植林結果となったものです。カウンターパートのテアカは来年以降も半乾燥地での植林を継続していく計画です。
森林帯に広がった裸地での植林の模様 急な斜面に苗木が列状に植えられているのが分かります
私たちが長く植林に取り組んできた森林帯あるいは村落エリアでの植林地はそこまで行かないと見ることができませんが、半乾燥地の植林地は幹線道路に近い所もあり、道から見ることもできます。20年ほど植林に取り組んでいるキルアヴンジョーは遠望になりますが、幹線道路からも森が蘇りつつある様子を見ることができます。
半乾燥地にある植林地。以前植えた木はすっかり大きくなっています! 山の中の植林地。いまでは木陰が村の会議場に!
現地ではすでに来年の植林に向けて村人たちが準備に取りかかっています。植林は彼らにとってすでに日常の一部、まるで一年のスケジュールに組み込まれた農作業のように当たり前のことになっています。
来年の植林に向けて、育苗用のポットに土を詰めている村人たち。時間を見つけてはこうして集まって、作業に取り組んでいます。
来年の植林に向けて、育苗用のポットに土を詰めている村人たち。
時間を見つけてはこうして集まって、作業に取り組んでいます。
こうした村人たちの地道な努力がキリマンジャロ山の森を守っています。それは彼らが他の誰よりも“Msituni uhai”(森は命)であることを知っているからに他なりません。
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