植林地に苗木を運ぶのを手伝う子どもたち
大雨季になってもちっとも雨が降らず、いったん開始したもののその後実施を見送っていた大雨季植林ですが、ここにきてようやく雨が降り始め、各村での植林準備が開始されました。いつもの年よりほぼ一ヶ月遅れになります。
植林地は苗畑から離れた場所にあるため、まず育てた苗木を植林地の近くまで搬出します(写真)。村人や子どもたちが手に手に苗木を持って山を登っていきます。こうして植林地の決められた場所に苗木がどんどん運び込まれます。集められた苗木が持っていかれないように、場合によっては見張りをたてることもあります。
植林は週が明けた月曜日から再開される予定ですが、その後一ヶ月以上にわたって各村で続けられます。今年も昨年に続き、村の上部にある貯水池の堰堤強化、水源及び水域保護のための植林を中心として、約1万5千本の植林に取り組む予定です。
心配なのは降り始めた雨が続いてくれるかですが、こればかりはどうにもなりません。苗木は樹種にもよりますが、育てるのに半年から10ヶ月ほどかかり、ここまで村人たちが大事に育ててきた苗木が無事、計画通り植えられることを願っています。
また今後キリマンジャロ山での植林は、従来の大規模苗畑体制から、小規模分散型の体制に転換を図っていく予定です。たんに苗畑を立ち上げるだけでなく、キリマンジャロ山全体で一つのシステムとしてこれを確立していく必要があり、少なくとも5年はかかるだろうと見込んでいます。
植林と同時並行して、そのための取り組みにも着手していきたいと考えています。
植林地まで遠いため、一時的に植林地に一番近い村人に家に苗木を置かせてもらっています
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