コーヒー苗木の接ぎ木研修のフォローアップを実施

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 研修後、村で接ぎ木技術のフォローアップ中

研修後、村で接ぎ木技術のフォローアップ中

 

当会はキリマンジャロコーヒー農家支援の一環として、村で普及を図っているコーヒー耐病性新品種の接ぎ木研修を実施しています。昨年は11月末にテアカの苗畑担当者、テマ村の村人を対象として研修を実施しましたが、この3月にそのフォローアップを行いました。

接ぎ木研修は山を下りたモシの町にあるコーヒー協同組合(KNCU)のコーヒー苗畑で実施しますが、標高約1,800mにある村とは環境が異なります。研修を受けた村人たちはもうそれで「出来るようになった」と思いがちですが、実際に村に戻ってやってみると、うまくいかないということが往々にしてあります。確実に技術定着をはかるためには、研修後の村でのフォローアップがとても大切です。

また、研修では接ぎ穂や台木の加工に鋭利な刃物を使えますが(手術用のメスを使うこともあります)、村人たちが普段使っているナイフは切れ味が悪く、どうしても接ぎ穂などを傷めてしまいます。それが成功率を下げることになるので、日本から持参したカッターを支給するようにしています。カッターを手にした村人たちはその切れ味に「こりゃすごい!」と目を丸くして驚きます。フォローアップでは、接ぎ木の成功率が80%以上になることを目指します。

一方、接ぎ木したばかりの苗木はほかの苗木と一緒に苗畑で育成することが出来ず、適切な湿度を保つための育成ハウスで管理する必要があります。今回テアカの苗畑に設置していた接ぎ木苗用の育成ハウスが老朽化したため、その移設も行いました。

 

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