海外活動裁縫教室
写真:TEACA裁縫教室で学んでいる少女たち
政府の公認校登録を目指しているカウンターパートTEACA(Tanzania Environmental Action Association) の裁縫教室。しかし2015年に実施されたタンザニアでの大統領選挙後、政府の様々な委員会が解散されたままとなっており、その一つに公認校登録を審査をする職業教育訓練公団(VETA)の委員会も含まれていました。
その委員会の委員がようやく任命され、再始動することになりました。選挙から何と1年も経っての再開に、いくらポレポレ(ゆっくりゆっくり)の国でも、さすがにこれはどうなのかという気がします。この間タンザニア全土で多くの民間の学校や教室が審査を保留され、その間に国の資格を得られずに卒業を迎えてしまった多くの生徒たちがいるのですから。
審査のプロセスは、まずいくつかの州を含むゾーン別委員会で一次審査され、そこを通過すると今度は中央政府委員会で最終審査が実施されます。
TEACAはさっそく再開されたゾーン別委員会でのヒアリング調査を受け、登録にあたって基本的に問題はないが、現行教師を月のうち2週間、期間2年間、麓の町モシのVETAに通わせ、さらに教授法を学ばせることが望ましいとの指導を受けました。TEACAはすでにその対応を進めています。
審査自体はそのまま進められ、最終的に中央政府委員会での審査まで完了するのは来年4月~7月くらいになりそうです。まだ暫く時間を要しますが、何はともあれ見通しの立たなかった政府委員会が動き出し、安堵しているところです。