事務局はこの11日にキリマンジャロ山での調査を終え帰国しました。
現地での悩みは何と言っても停電。昨年夏の渡航時にも一日おきに12時間くらいは停電するひどい状況でした。今回は少しは良くなっているかと思ったのですが、一日おきに停電する状況は変わっていませんでした。ただ1回あたりの停電時間が1時間~12時間になっていたので、少しはマシになっていました。
ところが今回は電気が通じていても困ったことが起こりました。それは何かというと、カウンターパートのTEACAが今回事務所の電気をLEDランプに替えたのですが、夜、その明かりに集まってくるガが凄いのです。べつに屋外を飛んでいる分には気にもならないのですが、TEACAの事務所の窓は隙間だらけでガがみんな部屋に入ってきてしまうのです。
その数たるや数百匹!!窓と言わず天井と言わずそこらじゅうがガだらけ。モスラみたいに大きなガもいて、しかもかなりグロテスクな模様で、それがバタバタと羽音を立てて舞っているかと思えば、スズメガがロケットのようなスピードで壁に激突しながら部屋を飛びまくっています。
なのでイヤホンをして音をシャットダウンし、なるべく上を見ないようにして仕事に集中します。ところが、です。そのうち頭の上やコンピューター、机の上にガがまき散らす羽の鱗粉が積もり始め、これにはさすがに参りました。。。飲んでいたコーヒーカップにも入るし、こりゃぁ一杯吸い込んでるんだろうなぁと思うと本当にゲンナリでした。
そのまま仕事で朝を迎え、事務所に入ってきたTEACAのリーダーは開口一番「なんだこりゃ!!」と絶叫。それもそのはず、天井にはプラネタリウムよろしくガがビッシリとまっていたからです。これが星だったらどんなに美しいことか。停電がよいか、ガのプラネタリウムを選ぶか、、、悩みは尽きないのでした。