海外活動その他
当会はタンザニアで最大の森林減少要因となっている薪消費を抑えるため、薪消費量を6割削減することのできる改良カマドを普及していますが、TEACAはこれに加えて森林資源によらないバイオマスを使った炭作りプロジェクトの検討を始めています。
これは現地の主要作物であるメイズ(モロコシ)や山羊に与える小枝の食べ残しなどをドラム缶を使った簡単な装置(写真左)で炭化させ、粉砕後に棒状に整形して炭燃料として使うものです(写真右)。
その実験がこのたび実施され、燃料として十分使えることが分かりました。うまくいけば森に入らずとも煮炊きに使う燃料を調達できるようになります。
普及にあったっては解決すべき問題もあり、実際にプロジェクトとして実施するかどうかはまだ決定していませんが、現在地域住民を苦しめている森林保護を優先した国立公園の問題解決のためにも、十分に検討の余地のあるプロジェクトだと考えています。