TEACAによる養鶏プロジェクトの指導

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海外活動養鶏
女性グループの鶏小屋を注意深く観察するTEACAのンジャウ氏

女性グループの鶏小屋を注意深く観察するTEACAのンジャウ氏

グループのメンバーと問題点について話し合っています

グループのメンバーと問題点について話し合っています


写真は、キリマンジャロ山で活動する当会のカウンターパートTEACA(Tanzania Environmental Action Association)のプロジェクト担当リーダーのチャールズ・ンジャウ氏が、同山の標高約1,700mにあるキディア村のキディア女性グループが実施している養鶏事業の指導をしている時のものです(撮影8月1日)。

TEACAは現在キリマンジャロ山の南山麓から東山麓にかけての約40kmの範囲で、13のグループに対する協力、支援を実施しています。それぞれのグループで実施しているプロジェクトは植林、森林マネジメント、コーヒー栽培、養蜂等様々ですが、キディア女性グループとは植林、養鶏、グループ貯蓄の3つのプロジェクトを実施しています。

TEACAは毎月すべてのグループを回ってプロジェクトの実施状況や進捗をチェックし、また問題がないかをグループのメンバーと話し合っています。8月1日にはキディア女性グループが実施している養鶏プロジェクトの状況を、10人のメンバー一人一人の家を回って確認しました。キディア村では昨年から鶏泥棒が暗躍し、鶏を殆ど盗まれてしまったメンバーもいたため、その対策が必要となっていました。そこで村でこの問題を取り上げてもらい、相互監視体制で泥棒の動きを封じることを決めてもらった結果、現在ほとんど被害が発生しなくなったことが確認できました。

キディア女性グループは養鶏プロジェクトの経験がまだ浅く、利益を生み出すまでにはまだ至っていませんが、TEACAの実施した養鶏セミナーなどの結果、少しずつプロジェクト管理の知識を深め、メンバーのやる気もとても高くなっています。この日のTEACAとグループメンバーとのミーティングでは、この1年をかけてプロジェクトの採算ラインである1人最低30羽、最大50羽まで飼育数を増やしていくことを決めました。

当会では養鶏の基礎的知識をさらに固めていくため、引き続き同グループに対する養鶏セミナーの実施を支援していく計画です。そして養鶏プロジェクトが確実にメンバー一人一人に利益をもたらし、生活基盤の底上げに繋がっていくようにしていきます。

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