(写真) キリマンジャロ山に産声を上げた “エデンの森”
今年もまた新しい一年が始まりました。「年が変わる」という目に見えない線を境に、気持ちも新たになるから不思議といえば不思議です。春夏秋冬ではありませんが、1年という自然のサイクルが私たち人間という生物に、1年のどこかで一度思いを新たにするように仕向けたのだろうかと想像したりもします。
さて、その新たな1年。当会にとっては今年が大きな転機の年になる予感がしています。キリマンジャロ山という世界的に有名な山の森を「誰が」「どのように」守るのか。その方向性が定まる年になるでしょう。
それがタンザニア政府が進めるように、人間(地域住民)の排除によって守る方向に定まるか、当会や地域の人々が目指すように、人の知恵によって守る方向に定まるか。その方向性を定めるために、当会としてどうのような取り組み姿勢、態勢で臨むべきなのか、その決断を迫られると考えています。
キリマンジャロ山にあがった2つの産声-自分たちの力で森を守っていこうという37村の連合体組織”KIHACONE”(Kilimanjaro Half mile forest strip Cinsevation Network)と、村人たちが20年以上の植林努力によって守ってきた誇りの森”Eden”。
キリマンジャロ山の森林保全・管理の新たな方向性において、KIHACONEがその要として力を発揮できるようにすること、そして地域住民の知恵と努力によって守られたキリマンジャロ山の森の象徴としてEdenの森を世界に発信していくこと。2015年、当会はそのために全力を尽くしていくつもりです。
Rafikiプロジェクト:次回渡航に向けた森の名前の発展とツール改訂の進捗状況について('14/12)
葉書で守るキリマンジャロの森~書き損じ年賀状で地球に緑のプレゼントを!~