事務局日誌: 大切なこころ

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昨年見た映画で印象に残ったものに「最強のふたり」があります。

事故により首から下が付随となってしまった富豪が介護者としてスラム街に住む黒人青年を雇って、生活を共にしながら心を通わせていく実話に基づくコメディです。冒頭に介護者として応募してきた人たちとの面接のシーンがありますが、ほかの人は堅苦しい口上を述べる中で、青年だけがざっくばらんに思ったことを口にします。「彼は私を憐れまない」、それが青年を採用した理由でした。

富豪との生活の中で青年の純真でとっぴなアイディアから「ここはこうしたらいい」といろいろなことに挑戦していきます。でもそれは相手を無視した無謀なものではなく、共に楽しく過ごせるものでした。

最初から最後まで笑いっぱなしでオチはなかったのですが、この映画に出てきた青年の姿勢はまさに、私たちの活動においても求められるものなのではないかと考えました。

「相手は何もできないからかわいそうだ、何かしてあげよう」というのではなく、相手の立場に立ち、相手と共に成長できることを考え、お互いの思いをぶつけ合うことができることは、自分の身近にいる人たちでも遠い国に住んでいる人たちに対しても大切にしなければならないことだと思っています。

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